今回、RIKO先生クラスから中学生と小学6年生の2人がNEXTTREAM21ダンスコンテストに参加しました。
NEXTTREAM21は、モダン、ストリート、ジャズ、コンテンポラリーといった様々なジャンルのダンサーが一堂に会する、珍しいスタイルのコンテスト。普段はなかなか触れ合うことのないジャンルやスタジオの子供たちと同じ舞台に立ち、直接彼らのパフォーマンスを目にすることができたのは、彼女たちにとってかけがえのない経験になったはずです。
「ダンサー」という職業を意識しはじめた2人にとって、この挑戦は大きな一歩でした。初めてのコンテスト、初めての緊張感、初めての自己表現。
結果よりも大切なのは、この過程で何を感じ、何を吸収し、どのように自分を成長させていくかです。
ダンスやバレエに「コンテスト」がある意味
ダンスやバレエは本来、点数を付けるものでも、勝ち負けを競うものでもありません。
自己表現であり、芸術です。しかし、だからこそコンテストやコンクールの存在には特別な意味があると私たちは考えています。
普段接することのない他の世代やジャンルのダンサーたちを観ることで、自分の立ち位置を客観的に知ることができると感じています。
「もっと柔軟性が必要だな」「表現力がすごい」「テクニックの正確さが違う」など、ただ自分たちだけの世界にいるだけでは気づけない部分を発見できると…。
そして、コンテスト当日までの過程で、自分自身と向き合い、乗り越える経験は、確実にその後のダンス人生を豊かにしてくれます。
点数だけではない価値
もちろん、コンテストでは点数や順位が発表されます。
入賞できた子たちは、さらに上を目指すモチベーションとなり、悔しい思いをした子たちは、その悔しさをバネに次のステップへ進むチャンスとなる。
点数そのものよりも、「自分をどう高めるか」「どう向き合うか」が何より大切なのです。
それは、
・自分の甘さに気づくこと
・本物を知ること
・自分の弱さを認めること
・そして、次にどう動くかを考えること
ただ結果を追い求めるのではなく、自分自身と真正面から向き合うための場所です。
今回の挑戦は、彼女たちにとってそのきっかけとなってくれたらと思っています。
「悔しさ」から何を学ぶか
正直、彼女たちは入賞できるレベルではありませんでした。
でも、それでよかったと思っています。
中途半端な結果で満足されるより、悔しさを全身で味わってほしかったからです。
悔しい、悔しい。
その感情が、次へのエネルギーになる。
悔しさをバネに、行動を変えた子だけが、本当にダンサーとして生き残れる。
「もっと本気で練習しなきゃ」
「これくらいやらないとダメなんだ」
心からそう思えたなら、今回のコンテストは大成功です。
この経験を「無駄」にするか「財産」にするか
参加した2人が、これからどう変わるか。
正直、不安もあります。
この経験をただの「思い出」にしてしまったら、何も変わらないからです。
だけど私は信じています。
舞台の上で感じたプレッシャー、舞台裏で感じた自分の小ささ、結果発表を聞いたときの悔しさ、すべてを彼女たちは覚えているはずです。
その火種を消さずに、行動に移してくれることを、心から願っています。
「ダンサーになりたい」なら、それにふさわしい努力と覚悟が必要です。
コンテストは、その現実を突きつけてくれる場所。
今回の挑戦が、2人にとって本当の意味でのスタートラインになりますように。
4月29日(TUE)のレッスンは
時間 | クラス | 担当インストラクター |
---|---|---|
12:00~13:30 | バー・フロア | 池田真紀 |
13:30~15:00 | バレエ | 池田真紀 |
17:00~18:00 | ジュニアジャズ (休講) |
RIKO |
18:00~19:00 | ジュニアバレエ(休講) | 池田真紀 |
19:00~20:30 | ハウス | Ken-J |
20:30~22:00 | 大人初心者限定 スタートクラス(ヒップホップ) | RyU |
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