「あなたは、ひまわりのような子だね」
高校生の頃、とある人にそう言われたことがあります。
「いつも太陽だけを見て、まっすぐに伸びていく」
「でもね、太陽ばかり見ていると、途中で茎が折れてしまうかもしれないから気をつけて」
その時は、あまりピンと来ませんでした。
でも今、ダンススタジオで子どもたちの成長に関わる中で、その言葉がずっと心に残っています。
まっすぐに目標に向かう子どもたちの姿を見ていると、まるで太陽を追いかけるひまわりのようだと感じるのです。
ダンスバトルという“初めての挑戦”
先日、北千住のライブハウスで開催されたFREE STYLE DANCE BATTLE「Tutorial vol.2」。
アート・グルーヴからは、小学生のKateと高校生のHirokiが出場しました。
Hirokiは初戦で敗退となってしまいましたが、Kateはなんと準決勝まで進出。
初挑戦でこの結果は、素晴らしい快挙でした。
でも、本当に印象的だったのは、バトル後に見せたKateの涙。
勝っても泣き、負けても泣いていた彼女は、翌日スタジオでも話しては泣き、考えては泣き…。
その涙の理由は、「悔しい」「もっと上手くなりたい」という思い。
まさに、太陽に向かってぐんぐん伸びようとするひまわりのようでした。
経験しなければ味わえない“悔しさ”
技術的なことなら、指導者が教えることができます。
でも、「悔しい」「もどかしい」「自分に腹が立つ」
そんな気持ちは、体験しなければ得られないもの。
Kateは、上手な子たちに囲まれ、自分の実力を肌で感じたことで「悔しさ」を知りました。
そしてそれは、指導では届かない“心の成長”を促してくれます。
子どもたちは、悔しさをバネにして、さらに高みを目指すようになるのです。
大人は“添え木”のような存在でありたい
ひまわりが、太陽を目指してまっすぐ伸びるためには、「添え木」が必要です。
支えがなければ、成長の途中で風に倒れてしまうかもしれない。
子どもたちも同じです。
前を向く力を持つ一方で、心が折れそうになる瞬間もある。
だからこそ、私たち大人は「支え」となって寄り添い、変化に気づいてあげる必要があるのです。
叱ったり、導いたりするだけではなく、
気持ちに寄り添いながら「見守る」こと。
それが、今の子どもたちには必要なのだと強く感じます。
ダンスが教えてくれる“生きる力”
ダンスは、ただ体を動かすだけの習い事ではありません。
リズム感や柔軟性、表現力だけでなく、
挑戦すること・自分と向き合うこと・悔しさを受け入れること
生きる上で必要な「心の力」が育つ場所でもあります。
Kateのように、子どもたちはそれぞれのタイミングで「本気の涙」を流し、
そのたびに少しずつ強くなっていきます。
ひまわりのような子どもたちの、そばにいたい
Kateの涙を見て、ふとあの頃に言われた「ひまわりの話」を思い出しました。
まっすぐに光を追いかける美しさ。
そして、その成長をそばで支えることの尊さ。
私たちは、子どもたちが安心して挑戦できる場所でありたいと思っています。
そして、彼らが折れずに、太陽に向かって伸び続けられるように、そっと支える“添え木”でありたいのです。
まずは、体験から。最初の一歩を踏み出そう
もし、今この記事を読んでくださっている保護者の方が、
お子さんに「何か挑戦させたい」「表現する力を育てたい」と思われているなら
アート・グルーヴでは、初心者からでも安心して始められる体験レッスンをご用意しています。
まずは、ダンスに触れてみること。
そこから、子どもたちの心に眠る“太陽を追いかける力”が芽生えるかもしれません。
どんな未来が待っているか分からないけれど、
その一歩を踏み出した瞬間から、子どもたちは大きく変わっていきます。
6月25日(WED)のレッスンは
時間 | クラス | 担当インストラクター |
---|---|---|
16:00~17:00 | キッズジャズ(休講) | AIMIN |
17:00~18:00 | キッズヒップホップ | GO |
18:00~19:00 | ジュニアヒップホップ | GO |
19:00~20:30 | ジャズダンス | RIKO |
20:30~22:00 | ディスコ・ソウル | GO |
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