セロトニンとは?心と体のバランスを整えるホルモン
セロトニンは、脳内で「幸せ」を感じるために欠かせない神経伝達物質です。
心の安定、睡眠リズム、集中力、ストレス耐性などをコントロールしており、現代人が抱えるメンタルの不調や慢性的な疲労にも深く関係しています。
朝の光を浴びたり、規則正しい生活を送ったりすることで分泌が促されますが、もっとも効率的に増やす方法が「運動」だとわかっています。
中でも、「一定のリズムで体を動かす“リズム運動」が、セロトニン神経を直接刺激するのです。
運動がセロトニン分泌を促す3つのメカニズム
1. トリプトファンの取り込みが促進される
セロトニンは、アミノ酸の一種「トリプトファン」から作られます。
運動によって血流が良くなると、このトリプトファンが脳へ運ばれやすくなり、セロトニンの合成がスムーズに。
特に、全身を使って大きく動くダンスやバレエは、筋肉量の多い下半身を中心に血流を高めるため、自然と脳の働きも活発になります。
2. 脳の神経細胞が活性化する
運動によって、前頭前皮質や海馬など「感情」や「記憶」に関係する脳の部位が刺激されます。
ダンスは音楽や振付を覚えながら動くため、これらの部位を同時に働かせることができ、脳の覚醒度が高まり、セロトニン分泌が活性化します。
「踊るとスッキリする」「悩みが小さく感じる」といった感覚は、まさに脳がポジティブモードに切り替わっている証拠です。
3. ストレスホルモン「コルチゾール」が減少する
ストレスを感じると分泌される「コルチゾール」は、セロトニンを減らす原因にもなります。
しかし運動を継続的に行うことでコルチゾール濃度が下がり、心がリラックスしやすい状態へ。
特に、音楽に合わせて体を動かすダンスは、「リズム」「呼吸」「感情」を一体化させ、自然とストレスを解放してくれます。
リズム運動の中でも「ダンス」が効果的な理由
ウォーキングやジョギングなどもリズム運動に分類されますが、ダンスやバレエはそれ以上の相乗効果を生みます。
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音楽による情動刺激
音楽が脳の報酬系を刺激し、セロトニンやドーパミン(やる気ホルモン)を同時に分泌。
好きな音楽で踊るだけで、脳が“幸福サイクル”に入ります。 -
全身の筋肉と神経を使う
バレエの姿勢やダンスの振付は、全身のバランス感覚を養います。
神経と筋肉の連携が強化されることで、体が軽くなり、姿勢も自然と美しく。 -
達成感と自己肯定感の高まり
新しい振付を覚えたり、動きができるようになったときに得られる達成感。
これはセロトニンとエンドルフィン(快感ホルモン)の分泌をさらに高め、日常のストレスに強いメンタルを育ててくれます。
セロトニンが増えると何が変わる?
セロトニンが活性化すると、次のような変化が起こります。
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朝の目覚めがスッキリする
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イライラや不安が減る
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姿勢が安定し、呼吸が深くなる
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集中力や記憶力が高まる
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睡眠の質が良くなる
つまり、セロトニンは「心と体のバランス」を整える天然のメンテナンス機能。
日常の疲れやストレスを感じやすい大人こそ、週に1〜2回、音楽に合わせて体を動かす時間を持つことで、驚くほど気持ちが安定します。
大人の習い事としてのダンス・バレエ
年齢を重ねるほど、感情やストレスをコントロールする力が求められます。
ダンスやバレエは、「鍛える」「痩せる」といった目的を超えて、自分を整える習慣になります。
「運動が苦手」「体が硬い」と感じている方でも大丈夫。
リズムに合わせて動くだけで、自然と呼吸が深まり、気持ちが軽くなるのを実感できるはずです。
駒込駅徒歩1分の【アート・グルーヴ】では、大人初心者の方も安心して通えるクラスを開講中。
心を穏やかに、体をしなやかに整えるダンス習慣を、あなたも始めてみませんか?
まとめ
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セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、心と体の安定に不可欠
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リズム運動(ダンス・バレエ)はセロトニンを増やす最適な方法
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ダンスは音楽・運動・感情の三拍子がそろった最高のセルフケア
ストレス解消や美容のためだけでなく、「心のメンテナンス」としてのダンス。
それが、大人にこそ必要な“健康投資”なのかもしれません。

11月1日(SAT)のレッスンは
| 時間 | クラス | 担当インストラクター |
|---|---|---|
| 12:00~13:30 | バー・フロア | 池田真紀 |
| 13:30~14:30 | キッズバレエ | AIMIN |
| 15:00~16:00 | キッズダンス | AIMIN |
| 16:00~17:30 | バレエ | 池田真紀 |
| 17:30~19:00 | ジャズダンス | AIMIN |
| 19:00~20:30 | ディスコ・ソウル | GO |
| 20:30~22:00 | ブレイキン | ISAMU |































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