「更年期」はある日突然やってくるわけではない
多くの女性が45〜55歳ごろに迎える更年期。
でもその準備は、実は30代後半から静かに始まっています。
女性ホルモン(エストロゲン)は、30代後半を過ぎるころから少しずつ減少しはじめます。
その影響で、疲れやすくなったり、肌のハリが落ちたり、イライラすることが増えたり…。
これらは、体が「変化の準備を始めている」サイン。
この時期をどう過ごすかで、更年期本番の体調の安定度が大きく変わってくるのです。
プレ更年期に起こりやすい“姿勢の変化”
女性ホルモンが減少しはじめると、筋肉や関節の柔軟性も低下します。
その結果、背中や骨盤まわりが硬くなり、姿勢が前のめりに。
猫背姿勢が続くと、呼吸も浅くなり、肩こりや冷えが悪化していく悪循環に陥ります。
でも、ここでポイント。
体は「動かすことで」柔軟性を取り戻します。
特に、姿勢や呼吸を整える運動を取り入れることで、ホルモンバランスの変化に左右されにくい体を作れるのです。
バレエが“プレ更年期ケア”に最適な理由
① 骨盤を支える筋肉を目覚めさせる
バレエの基本姿勢は、骨盤を立てて体の軸を感じること。
この感覚を意識することで、骨盤底筋群やお腹まわりのインナーマッスルが自然と働きます。
骨盤の安定は、将来の腰痛や尿漏れ予防にもつながります。
② 呼吸を深めて自律神経を整える
音楽に合わせて体を伸ばす動作は、深い呼吸とともに行われます。
呼吸が整うと、副交感神経が優位になり、ストレスによるホルモンバランスの乱れもやわらぎます。
③ 血流を促して冷えを解消
脚を動かす動作が多いバレエは、全身の血流を促進します。
冷えやむくみを感じやすい30代後半の女性には特に効果的。
血の巡りが良くなることで、体も心もスッキリ軽くなります。
④ 女性らしい動きで“心の潤い”を取り戻す
バレエは、単なる運動ではなく“表現”の時間。
自分の動きに意識を向け、美しい姿勢を感じることで、心が豊かになります。
「最近、自分のための時間を持てていない」と感じている方にもぴったりです。
「今のうちに整える」ことが未来の美しさを守る
プレ更年期の体は、まだまだ変われます。
ただし、無理な運動やハードなトレーニングよりも、
“体を丁寧に使う”意識を持つことが何より大切。
バレエのレッスンでは、
-
姿勢を正す
-
呼吸を深める
-
内側から体を支える
という3つの要素が自然に整います。
これらはすべて、更年期の不調(肩こり・だるさ・気分の落ち込み)を予防するベースになります。
バレエは“未来の自分への投資”
30代の今は、忙しくて自分の体に目を向ける余裕がない時期かもしれません。
でも、5年後・10年後の自分を思い浮かべてみてください。
軽やかに立ち、笑顔で過ごすためには、今のうちから“整える習慣”を持っておくことが大切です。
バレエは、ただ美しくなるためのものではなく、
「女性の体を長く健やかに保つためのメンテナンス」。
無理なく、楽しく続けられる最良の習慣なのです。
「今から始めれば、未来はもっと軽やかに」
更年期は、避けられない“変化”の時期。
でも、その変化を穏やかに迎える準備は、30代の今からできます。
バレエを通して、姿勢を整え、血流を促し、心を満たす時間を持つこと。
それが、未来の自分への最高のギフトです。
バレエ未経験の方へ
初心者向けのクラスもありますので、安心してご参加ください。
「姿勢を整える」「体を軽くする」ことから始めていきましょう。
今から始める“しなやかな体づくり”で、未来をもっと軽やかに。
火曜日 13:30~15:00
日曜日 10:30~12:00
































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