どのジャンルのダンスにも共通して必要なものがあります。
それは「筋力」でも「柔軟性」でもなく、「まず自分の身体で“しっかり立てているか」という力です。
バレエでも、ジャズでも、ヒップホップでも、ポールダンスでも。
どんなジャンルに取り組んでいても、土台が崩れたままでは、どれだけ筋トレをしても、ストレッチを頑張っても、動きは安定しません。
「立てている」と「立っている」は違う
多くの方が「私はちゃんと立てています」と思っています。
けれど実際には…
・片足に常に体重を乗せている
・骨盤が前後にズレている
・足の裏全体を使えていない
・膝をロックして支えている
こういった状態で「立っているだけ」のケースがとても多いのです。
“立てている”状態とは、
筋力に頼りすぎず、骨格で身体を支えられている状態。
力で固めているのではなく、必要最小限の力で安定している感覚です。
重心移動は「筋力」ではなく「立てているか」
上手く踊れない理由としてよく聞くのが
「体幹が弱い」「足の筋力が足りない」
という言葉です。
もちろん筋肉は大切ですが、そもそも正しく立てていない状態で筋力を使おうとすると、身体は常にグラグラしたままになります。
本来の重心移動は
「両足で立つ → 片足に乗る → また両足に戻る」
という、とてもシンプルな流れです。
しかし“立てていない状態”だと、この移動を
筋力で引っ張るように行ってしまい、動きが重くなり、ブレやすくなります。
正しく立てている人ほど、動きは軽く、スムーズで、疲れにくいのです。
脚が上がらない本当の理由
「脚が高く上がらない=柔軟性がない」
そう思っている方はとても多いです。
でも実は、脚が上がらない一番の原因は
「支えている側の脚で立てていない」ことにあります。
立っている側が不安定だと、身体は無意識に「倒れないこと」を最優先にします。
その結果、上げる側の脚は安全装置のようにブレーキがかかり、可動域を制限してしまうのです。
先に必要なのは、開脚の柔軟性ではなく、
「支える側の脚で、楽に安定して立てているか」
ここが整うと、同じ身体でも脚の上がり方が大きく変わります。
「できない」の理由は筋力でも柔軟でもないかもしれない
指導の現場でよく感じることがあります。
それは「本当に筋力不足な人は、実はそんなに多くない」ということ。
多くの方は
・正しい身体の使い方を知らない
・自分の癖に気づいていない
・間違った努力を続けてしまっている
だけなのです。
だからこそ大切なのは、
「なぜできないのか」を見極める目です。
本当に筋力が足りないのか。
本当に柔軟性が足りないのか。
それとも、そもそも“立てていない”ことが原因なのか。
ここを間違えると、どれだけ頑張っても成果が出にくくなってしまいます。
どんなジャンルでも通用する“土台作り”
ジャンルごとのテクニックを磨く前に、まず整えるべきなのが
・足裏の使い方
・重心の位置
・骨盤と背骨の位置
・無駄な力みを抜くこと
こうした「どのジャンルにも共通するベース」です。
この部分を身体に覚えさせてから、それぞれのジャンルの動きを積み重ねると、上達スピードは驚くほど変わります。
努力が「結果に繋がる努力」へと変わっていくのです。
うまくなりたい人ほど、まず“立つこと”から整える
もし今、
・頑張っているのに変化を感じにくい
・練習しても安定感が出ない
・振りを覚えるだけでいっぱいいっぱい
そんな感覚があるなら、テクニックよりも前に、
「立てているか?」を一度見直してみてください。
当スタジオでは、ジャンルに関係なく
“立つ力”を土台から整えるレッスンを大切にしています。
踊りが変わり、身体が変わり、
「できない」が「できるかも」に変わるきっかけになります。
あなたのダンスを変える第一歩は、
特別なトレーニングではなく、
“正しく立つこと”かもしれません。
11月26日(WED)のレッスンは
| 時間 | クラス | 担当インストラクター |
|---|---|---|
| 16:00~17:00 | キッズジャズ | AIMIN |
| 17:00~18:00 | キッズヒップホップ | GO |
| 18:00~19:00 | ジュニアヒップホップ | GO |
| 19:00~20:30 | ジャズダンス | RIKO |
| 20:30~22:00 | ディスコ・ソウル | GO |


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