腰椎の前弯とは? その役割と意味
腰椎は、背骨の中でも腰にあたる5つの骨で構成され、前方に緩やかにカーブした「前弯」を持っています。
この前弯は、重力による負荷を吸収し、姿勢の安定や動作の効率を高める重要な要素。
「腰が少し反っているようにみえる状態」は正常な構造かもしれませんよ。
この前弯があることで、ダンスやバレエにおいても、跳ぶ・踏む・回るといった動きがスムーズに行えます。
逆に、前弯が消失したり過剰になったりすると、連動性が損なわれ、どこか1ヶ所に負担が集中しやすくなります。
「反り腰」は前弯の“過剰”状態
反り腰とは、腰椎の前弯が過剰に強くなり、骨盤が前に倒れ、背中全体が反り返ってしまう状態を指します。
この状態では、体幹が安定せず、腰まわりの筋肉が過緊張し、お腹の筋肉はうまく使えません。
結果として、バランスを保とうと胸椎や頸椎、肋骨が無理な動きをする「代償動作」が起こりやすくなります。
ダンスやバレエの動きの中で「プリエが苦手」「軸が安定しない」「呼吸が浅い」などの悩みを持つ方は、影響を受けている可能性があります。
「反り腰を気にしすぎて真っ直ぐにする人」が増えている
最近では「反り腰を直さなきゃ」と思うあまり、今度は腰椎を“まっすぐに固定”してしまう方も少なくありません。
背中をまっすぐにする為に、「顎引く」「肋骨閉じる」「お尻閉める」「腰椎のカーブをつぶす」ようにして、骨盤を強く後傾させている方が多いなと…。
背骨全体がロックされたような状態になると、本来あるべき背骨のしなやかさが失われてしまいます。
これでは、身体をうまく波のように使うこともできず、ダンスでも動きがぎこちなくなる原因になります。
本来の前弯を保ったまま動けることが、柔軟性・安定感・表現力のすべてに影響します。
「反らない」ではなく「動ける」背骨へ
反り腰を改善する=背骨たまっすぐにすることではありません。
大切なのは、背骨をニュートラルな状態に保ちながら、必要な場面で前弯・屈曲・回旋などができる可動性を取り戻すことです。
この“動きの余白”があるかどうかが、パフォーマンスの質にも直結します。
「正しい姿勢」とは形ではなく、「自由に動ける状態」。
その中で本来の前弯も活かされていきます。
整え方の第一歩は、寝た姿勢で“感じる”こと
アート・グルーヴでは、バー・フロア(フロアバレエ)を通して、背骨と骨盤の連動を丁寧に整える時間を大切にしています。
寝た姿勢や座った状態で行うことで、重力の影響を最小限にしながら、自分の腰椎の「今の状態」に気づくことができます。
少しずつ、反りすぎ・潰しすぎではない“しなやかな動き”を取り戻していくことで、立って踊る時の身体の軽さも実感できるようになります。
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・火曜 19:00~20:30|ストリートダンス
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7月2日(WED)のレッスンは
時間 | クラス | 担当インストラクター |
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16:00~17:00 | キッズジャズ | AIMIN |
17:00~18:00 | キッズヒップホップ | GO |
18:00~19:00 | ジュニアヒップホップ | GO |
19:00~20:30 | ジャズダンス | RIKO |
20:30~22:00 | ディスコ・ソウル | GO |
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