タンゴソロステップ担当のNANA先生に、アルゼンチンタンゴにおいて、女性ダンサーが求められる事は何かを聞いてみました。
アルゼンチンタンゴを語るうえで最も大事なことは、アルゼンチンタンゴは2人で踊るペアダンスだという事です。
一般的にダンスの流れを創り導くリーダー役の男性、リーダーの意図を汲み取って動くフォロワー役の女性という2つの役割に分かれています。
最近では男性同士や女性同士のペアも多いので、一概に女性がフォロワーとも言い切れないのですが、ここではフォロワー役の女性に必要なことをお伝えします。
私は1番大事なことは、常に相手とコミュニケーションをとる事だと思います。
アルゼンチンタンゴは基本的には即興で踊ります。
即興でダンスを創るのは基本的にリーダーの役割です。フォロワーはその場でリーダーの意図を汲み取って対応します。
私はその感覚を説明するときに、よく会話に例えます。
例えば、「今日は何時に起きた?」と話しかけられて、「8時に起きたよ」と答えるのは自然ですよね?
そこで「私は猫が好きです。」等と的を外れた回答をしたら違和感ありますよね?
もしくは「今日は何時…」までで相手の話を遮って、勝手に『ははーん、さてはこの人きっと何時にお昼ご飯を食べるか聞きたいんだな?』と決めつけて「12時に食べるよ」と返したら、それも違和感を与えますよね。
相手の話をちゃんと聞いて的確に返す、対話を繰り返してテーマを掘り下げていくのが会話を楽しむという事ですよね。
言葉を発さないタンゴでもそれと同じ事が起こるのです。
1人で勝手に動かず、リーダーの動きをしっかり把握して一緒に踊る。相手を引っ張ったりして無理をさせるようなことをしない。
そのうえで更にワンランク上のフォロワーを目指すのならば、その会話を盛り上げるために良い相槌を入れたり、更にテーマを掘り下げるような情報を補足したり出来ると最高ですね!それが”アドルノ”と呼ばれるステップの間に忍ばせる飾りの動きを足す事だったり、音楽に合わせてタメやキレをつくる事だったりします。
そういった風に相手に寄り添いダンスを楽しむ為に協力するという、ダンスの中でコミュニケーションが取れるフォロワーが最高だなと私は思います。
なので私のクラスはソロでの動きを学ぶクラスですが、ちょこちょこ「このステップをしてるとき、実際にはリーダーはここに居ますよー」等と、ペアでの動きをイメージ出来るような声掛けも挟んでいます。
アルゼンチンタンゴを一人で踊るトレーニングをする、女性の自分らしい姿を作り出す、より魅力的な自分を目指すなど、いろいろな目標を持てるNANA先生のクラスは毎週日曜日です!
日曜日 10:30~12:00 バレエ
日曜日 12:00~13:30 タンゴソロステップ
2月20日(TUE)のレッスンは
時間 | クラス | 担当インストラクター |
---|---|---|
12:00~13:30 | バー・フロア | 池田真紀 |
13:30~15:00 | バレエ | 池田真紀 |
17:00~18:00 | ジュニアジャズ |
RIKO |
19:00~20:30 | ハウス | Ken-J |
20:30~22:00 | ヒップホップ | RyU |
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