消極的な子に共通する行動とは?
・授業中、わかっていても手を挙げない
・係決めでやりたいことがあっても、自分からは言えない
・声が小さく、自信がなさそうに見える
・休み時間は気の合う数人とだけ過ごす
・困っていても、先生にうまく伝えられない
こうした行動は、性格ではなく「気質」によるものです。
つまり、“悪いこと”ではありません。
ただ、新しい環境や挑戦に対して「回避」しやすい傾向があるため、経験の幅が狭くなりやすいのです。
でも、環境次第でその傾向は“安心感”に変わります。
その鍵を握るのが「どういう場で」「どんな関わりを得るか」です。
放っておくと起こる「回避学習」
「失敗したくない」「恥ずかしい思いをしたくない」と感じて挑戦を避ける。
その経験を繰り返すことで、「やらないほうがラク」と学んでしまうのが“回避学習”です。
回避行動が続くと、発言する機会や人と関わる場面が減り、
「やっぱり自分には無理かも」と自己評価が下がっていきます。
だからこそ大切なのは、安心して挑戦できる場所を見つけること。
できる・できないよりも、「やってみたい」と思える場が、消極的な子を変えるきっかけになります。
私自身も、言葉にできない子どもでした
実は、私も幼稚園や小学校の頃、「トイレに行きたい」と先生に言えないほどの子どもでした。
授業中に手を挙げるなんて、とても勇気がいること。
いつも心の中で「どうしよう」と葛藤していました。
そんな私が変わるきっかけになったのが、10歳で出会ったバレエです。
「返事をしない」バレエのレッスンで感じた安心感
バレエのレッスンでは、まず“レッスン前にトイレを済ませる”というマナーから教わります。
そして、驚かれるかもしれませんが、レッスン中に「返事」はしません。
お行儀に厳しいバレエでは、ご挨拶や身だしなみ、マナーを大切にしますが、
レッスン中は先生の注意に対して言葉で返すのではなく、身体の動きで応えるのが基本。
先生は、私たちの“できていない”も“わかっていない”も、動きを見て判断してくださいます。
言葉で無理に伝えなくても、動きで伝わる世界。
それが、言葉に自信が持てなかった私にはとても心地よかったのです。
「伝わるって、こんなに安心できるんだ」
そう感じた瞬間から、少しずつ自分を表現することが怖くなくなっていきました。
ダンスは“失敗しても大丈夫”な世界
ダンスやバレエでは、発表会という人前で表現する機会があります。
でも、それは「完璧に踊ること」ではなく、「挑戦を楽しむこと」を学ぶ場です。
間違えても音楽が流れていく。
みんなで踊れば、失敗も思い出になる。
そんな経験を通して、子どもたちは“挑戦する勇気”を自然と身につけていきます。
レッスンの中で育つのは、
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自分の考えや感情を体で表現する自己表現力
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仲間と合わせて踊る協調性
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舞台で発表するプレゼンテーション力
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成功体験を積み重ねる自己肯定感
これは学校生活や将来の面接など、あらゆる場面で役立つ力です。
消極的な子が持つ“感受性”は大きな才能
実は、消極的な子ほど「相手の気持ちを感じ取る力」や「空気を読む力」に長けています。
それは、アートや表現の世界では大きな才能。
ダンスでは、音楽や空気を感じながら表現することが求められるため、
この感受性が光ります。
つまり、消極的であることはマイナスではなく、磨けば大きな個性になるのです。
自信は、安心できる環境の中で育つ
子どもを“変える”のではなく、
「安心して挑戦できる環境」を用意してあげること。
それが、自己表現への第一歩です。
バレエやダンスを通して、「言葉以外でも伝わる」という経験を積むことで、
子どもたちは少しずつ、自分を信じる力を育てていきます。
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20:30~22:00 | バー・フロア | 池田真紀 |
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