ダンスが育てる“伝える力”と“考える力”──中学生からの成長物語

「何を考えているか分からない子」だった中学生時代

中学生の頃、彼女はレッスンを受けても反応が薄く、
楽しいのか、理解しているのかが周りには伝わりにくいタイプの子でした。
講師が話しかけても「うん」や「はい」と一言。
表情もほとんど変わらず、積極的に質問することも少ない──
そんな印象を持たれる生徒でした。

けれど、レッスンを重ねるうちに、彼女の中では確実に変化が起きていたのです。
それは、「見る力」や「感じ取る力」が育ち始めていたということ。
言葉には出さなくても、観察し、理解し、行動に移す力が少しずつ養われていました。

ダンスで育つ「よく見る・よく聞く」力

ダンスレッスンでは、先生の動きをよく観察し、音楽のリズムやニュアンスを聴き取ることが求められます。
ただ真似をするだけではなく、「なぜその動きなのか」「どうすれば同じ感覚になるのか」を考えることが上達のカギ。
このプロセスの中で、集中力・観察力・理解力が自然と鍛えられます。

彼女も気づかないうちに、
「相手の意図をくみ取る」「言葉にされていない空気を読む」ことが得意になっていきました。
それはまさに、社会に出てから必要とされる“コミュニケーション力”の土台です。

「違いを見つけて克服する」経験の積み重ね

ダンスでは、自分と他人の動きの違いを見つける力も大切です。
どこが違うのか、なぜ同じように見えないのか──。
この“違いを見つけて修正する力”は、まさに問題解決力です。

彼女は練習中に、
「先生の腕の角度が違う」「重心の位置が違う」などの微細な違いを発見できるようになり、
少しずつ自分で課題を見つけて修正するようになっていきました。
これは、社会でいうところの“PDCA(計画→実行→評価→改善)”を繰り返す力と同じです。

「考える力」と「対応力」が社会で花開く

大学生になった彼女は、人生初のアルバイトに挑戦しました。
同じ時期に入った同僚たちよりも、仕事を覚えるスピードが早く、評価も高いと言われたそうです。

その理由を本人に尋ねると、
「特に意識してないけど、周りをよく見てるかもしれません」
と笑って答えてくれました。

これはまさに、ダンスで培った観察力・判断力・対応力が発揮された結果です。
相手が何を求めているのか、場の空気がどう動いているのか──
そうした“感じ取る力”があるからこそ、臨機応変に動ける。
その力が、アルバイトという初めての社会経験の中でも光ったのです。

ダンスは「非認知能力」を育てる習い事

このように、ダンスは単なる運動ではありません。
目に見えるスキル(柔軟性・リズム感)だけでなく、
**「考える力」「伝える力」「対応力」**といった“非認知能力”を育てます。

学校やテストでは測れないけれど、
社会で最も必要とされる力──それが非認知能力。
ダンスを通じて自然にその力が磨かれていくのです。

特に思春期の子どもたちは、言葉にするのが苦手な時期。
そんな時期に「体を通して自己表現できる場所」があることで、
自分の内側と向き合いながら、少しずつ心を開いていくことができます。

まとめ:ダンスが“生きる力”を育てる

彼女のように、最初は消極的でも大丈夫。
ダンスを通して「よく見る・考える・感じる」力が育てば、
やがてどんな環境でも自分の力を発揮できるようになります。

アート・グルーヴでは、
一人ひとりの個性に寄り添いながら、
ダンスを通じて“生きる力”を育てることを大切にしています。

体験レッスンのご案内

アート・グルーヴでは、初めての方でも安心してご参加いただける体験レッスン(1回2,200円)を随時受付中です。

中学生からはチケット制での受講が可能なので、
定期テストや学校行事などでお休みしてもレッスンが無駄になりません。
自分のペースで通いながら、ダンスを通して“考える力”と“対応力”を育てていくことができます。

体験レッスンの詳細はコチラ

10月16日(THU)のレッスンは

時間 クラス 担当インストラクター
10:30~12:00 バー・フロア 池田真紀
12:00~13:30 バレエ 池田真紀
13:30~15:00 ジャズダンス CHOCO
15:00~16:30 ディスコ・ソウル GO
17:30~19:00 ロックダンス GO

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