そのストレッチ、逆効果?30代から見直す柔軟性の質

30代に入り、「前よりボディラインが崩れてきた」「昔より動きにキレがない」と感じていませんか?実はその原因、間違ったストレッチにあるかもしれません。反動をつけたり、無理に押したりするストレッチは、柔軟性を高めるどころか、怪我や体型の崩れを招く可能性も。大切なのは“自分でコントロールできる柔軟性=自動可動域”です。踊れるカラダを手に入れるための正しいストレッチの考え方を解説します。

ストレッチしてるのに、なぜ成果が出ない?

多くの人が、ダンスや運動のパフォーマンス向上、またはボディラインの維持を目的にストレッチを取り入れています。しかし、「毎日ストレッチしてるのに体が柔らかくならない」「むしろ膝や腰が痛くなってきた」という声も少なくありません。

それはもしかすると、“意味のないストレッチ”をしてしまっているからかもしれません。

他動可動域 VS 自動可動域 ― 本当に使える柔軟性とは?

柔軟性には大きく分けて2種類あります。

  • 他動可動域:他人に押してもらったり、自分で腕や足を引っ張って得られる可動域

  • 自動可動域:自分の筋力と神経のコントロールで動かせる可動域

多くの人がやっているのは他動的なストレッチ。たとえば反動をつけて前屈したり、パートナーに押してもらう開脚などです。

これらは確かに一時的に可動域を広げてくれますが、「自分で使える柔軟性=自動可動域」にはなっていません。むしろ、関節や靭帯に負担がかかり、怪我のリスクを高めたり、ボディラインを崩す原因にもなります。

間違ったストレッチがもたらす3つの弊害

  1. 怪我のリスクが上がる
     関節を過剰に緩めることで、関節の安定性が失われ、捻挫や腰痛の原因になります。

  2. ボディラインが崩れやすくなる
     身体の支えが効かなくなることで、骨盤や背骨がズレ、ヒップラインやウエストラインが曖昧に。

  3. 体幹が使いにくくなる
     関節が抜けたような状態になると、筋肉が効率よく働かなくなり、踊る時の軸やキレが出ません。

踊れる柔軟性とは?

「柔らかければ踊れる」と思われがちですが、実際は逆です。大切なのは正しいベクトルで動ける柔軟性とアライメント(身体の整列)

自動可動域を広げるためには、以下の3つがカギになります。

  1. 重力に逆らうコントロール(抗重力筋)の強化
     ストレッチだけでなく、姿勢を支える筋力も育てることで、関節が安定し、動きにキレが出ます。

  2. 正しい方向での伸張
     開脚や前屈の際、ただ広げるのではなく、「踊りで実際に使う角度・ベクトル」を意識することで、動きにつながる柔軟性が育ちます。

  3. 呼吸と連動したリリース
     深い呼吸と共にストレッチを行うことで、自律神経が整い、筋肉の過緊張が解け、効率的な柔軟性が引き出されます。

30代からは「整えて伸ばす」が基本

20代の頃と比べ、30代以降は筋力も柔軟性も自然と低下していきます。だからこそ、ストレッチも「整えてから伸ばす」ことが重要。

筋肉や関節のアライメントを整えることで、正しい方向に柔軟性を育てることができ、結果的に動きもボディラインも変わってきます。

躍れる柔軟性は、日常も美しくする

正しい柔軟性は、踊りのためだけではありません。立ち姿、歩き方、呼吸、すべてに影響します。自分で動きをコントロールできる身体は、日常の所作までも美しく見せてくれます。

【まとめ】

  • 意味のないストレッチは怪我や体型崩れの原因に

  • 目指すべきは“自動可動域”を広げる柔軟性

  • 正しいベクトルとアライメントが、踊れる身体をつくる

  • 30代からは整えてから伸ばすケアを

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