脳のクセが邪魔する?習い事の第一歩の踏み出し方

「気になるけど、なんとなく始められない…」そんな経験はありませんか?
ダンスやバレエに興味があっても、最初の一歩がなかなか踏み出せないのは、性格ややる気の問題ではなく“脳のクセ”が原因かもしれません。
人は無意識に「慣れた行動」を選びやすく、新しい挑戦は後回しにしがち。
今回は、その理由と克服方法、そして最初の一歩をスムーズに踏み出すためのヒントをご紹介します。

脳は「変化」を避けたがる

私たちは日々、多くの選択をしていますが、そのほとんどは無意識に行われています。
スーパーでいつも同じブランドを買ったり、同じ道を通ったりするのもその一例。
これは単なる習慣ではなく、脳が本能的に持っている「選択の労力を減らしたい」という働きによるものです。
脳は、全身のエネルギーの約20%を消費すると言われるほど“コストが高い”臓器。
そのため、新しい情報や行動にはできるだけエネルギーを使わず、慣れたパターンを好む傾向があります。

「速い思考」と「遅い思考」のバランス

心理学では、私たちの思考は大きく2つに分けられます。

  • 速い思考:直感的・自動的で、エネルギー消費が少ない判断

  • 遅い思考:論理的・慎重で、新しい学習や比較検討に向いているが、エネルギーを多く消費する判断

新しい習い事を始めるとき、多くの人は「遅い思考」でじっくり検討するはずですが、年齢を重ねると前頭前野(遅い思考を司る部分)の働きが弱まり、直感的な「速い思考」に頼る場面が増えます。
すると、「まあ今じゃなくてもいいか」「また今度でいいや」といった判断が優先され、新しい挑戦が先延ばしになりやすくなります。

なぜダンスやバレエの第一歩は難しいのか

ダンスやバレエの体験レッスンは、「未知の環境」「知らない人との出会い」「新しい動き」という変化の連続です。
脳にとっては情報処理の負荷が高く、避けたい対象になりがち。
たとえ心では「やってみたい!」と思っていても、無意識レベルでブレーキがかかってしまいます。
特に大人になってから新しい習い事を始める場合、「できなかったら恥ずかしい」「続けられなかったらどうしよう」という感情も重なり、さらに一歩が重くなります。

脳のクセを味方につける方法

では、この無意識のブレーキをどう外せばよいのでしょうか。ポイントは「行動のハードルを下げる」ことです。

  1. 具体的な日程を決める
    「そのうち行こう」ではなく、カレンダーに日程を書き込むと、行動が現実化しやすくなります。

  2. 持ち物や服装を前もって準備する
    当日の準備が簡単だと、行動開始のハードルが下がります。

  3. 友人と一緒に参加する
    新しい環境の心理的負担が軽減されます。

  4. 「体験だけ」と決める
    続けるかどうかは後で判断すると決めておくと、気持ちが楽になります。

こうした小さな工夫は、脳が「慣れ親しんだこと」と認識しやすくし、行動を後押ししてくれます。

ダンス・バレエを始めるメリット

脳は変化を避けたがりますが、実は新しい動きや学びは脳の活性化にとても効果的です。
ダンスやバレエでは、音楽に合わせて全身を動かし、姿勢・柔軟性・筋力を総合的に鍛えられます。
さらに、振付を覚える過程でワーキングメモリ(作業記憶)を使い、人との動きの調和を取ることで社会性も育まれます。
これは子どもだけでなく、大人の脳の健康維持にも役立ちます。

まずは体験レッスンから

新しいことを始めるには、最初の一歩が一番大変です。
でも、脳のクセや無意識の働きを理解し、行動のハードルを下げれば、その一歩は驚くほど軽くなります。
当スタジオの体験レッスンは、初心者から経験者まで安心して参加できる内容。服装も動きやすいものでOK、持ち物も最小限です。
一度体験してしまえば、脳はその環境を「慣れたもの」として認識し、次の行動がぐっと楽になります。

脳のクセに負けず、新しい自分と出会うきっかけを作りませんか?
東京・駒込駅から徒歩1分のスタジオで、あなたのご参加をお待ちしています。

体験レッスンの詳細はコチラ

8月11日(MON)のレッスンは

時間 クラス 担当インストラクター
19:00~20:30 ヒップホップ GO
20:30~22:00 バー・フロア 池田真紀

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