5〜6月はケガが増える“危険シーズン”?
ダンスに限らず、スポーツ全般において「5月から6月」はケガが増える時期とされています。
春から新しく運動を始めた人が少し慣れてきて、動きに勢いが出るころ。
筋力や体の使い方がまだ追いついていないことが多く、油断した瞬間にひざや足首を痛めてしまうことがあるのです。
特に大人からダンスを始めた方は、若い頃の感覚で体を動かしてしまいがち。
ウォーミングアップやクールダウンをおろそかにしていませんか?
「ちょっと踊っただけで膝が痛い」「足をひねったかも」という小さなサインを見逃さないことが、ケガ予防の第一歩です。
なぜ女性ダンサーにひざのケガが多いのか?
実は、女性の方が男性より4〜6倍もひざの靭帯損傷が多いというデータがあります。
これは年齢に関係なく見られる傾向です。
その理由のひとつが、骨格と筋力の違い。
女性は股関節がやや外側に開いていて、ひざが内側に入りやすい、いわゆる「内股」になりやすい構造をしています。
この姿勢で横移動(サイドステップ)やターンを繰り返すと、ひざがねじれ、前十字靭帯に大きな負担がかかってしまうのです。
さらに、臀筋(お尻の筋肉)やハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)が男性より弱い傾向があるため、下半身の安定性が低くなりがち。
しっかりと止まる、支えるという動作が苦手で、ひざへの衝撃が大きくなってしまいます。
柔らかい体=ケガしにくい?それ、間違いかも
「体が柔らかい方がケガしにくい」と思っていませんか?
確かに適度な柔軟性はダンスには欠かせません。
過度な柔らかさ=全身弛緩性(ぜんしんしかんせい)がある人は、むしろケガのリスクが高まります。
どういうことかというと、関節が柔らかすぎると可動域が広すぎて、関節が不安定になりやすいんです。
たとえばジャンプやターンで足を着いたときに、足首やひざが本来の方向とは違う方向に曲がってしまい、靭帯や筋を痛めることがあります。
ダンスでは特に膝・足首・股関節に負担が集中するので、柔らかさと筋力のバランスがとても大事なのです。
柔らかさだけじゃダメ。バランスが大切!
ダンス初心者にとって、「柔らかさ」や「美しさ」ばかりに目が行きがちですが、実はケガをしにくい体づくりこそが上達への近道です。
とくに5〜6月は、ケガのリスクが高まる時期。
自分の体の特徴を理解し、適切なトレーニングやストレッチを習慣にすることで、安心してダンスを楽しむことができますよ。
「楽しく踊りたい」「長く続けたい」からこそ、ケガしない体作りを意識してみましょう!
5月1日(THU)のレッスンは
時間 | クラス | 担当インストラクター |
---|---|---|
10:30~12:00 | バー・フロア | 池田真紀 |
12:00~13:30 | バレエ | 池田真紀 |
13:30~15:00 | ジャズダンス | CHOCO |
15:00~16:30 | ディスコ・ソウル | GO |
17:30~19:00 | ロックダンス | GO |
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