「最近、誰と話したっけ?」そんな思いが心に浮かぶ時期
子どもが成長して手が離れ、親の介護や仕事の責任が増える40代・50代の女性たち。
気づけば、誰かと雑談したり、心から話せる相手が減っている…そんな感覚を覚える方は少なくありません。
実はこの時期、心身ともに揺らぎやすくなる「更年期」と重なります。
身体の不調に加えて、気分の落ち込みや焦り、「この先どうなるの?」という漠然とした不安を感じることも。
でも、そんなときこそ自分を責めず、「誰かと話したい」と思う気持ちを大切にしてほしいのです。
友達づくりに“年齢の壁”はない
「今さら友達なんて…」「話しかけたら迷惑に思われそう」そんなふうに思ってしまうのは、とても自然なことだと思うのです。
でも実際には、多くの人が同じように「話せる相手がほしい」と感じています。
大切なのは、最初から仲良くなることを目指さなくてもいいということ。
- 軽く挨拶する
- 共通の話題を一言だけ話してみる
- 相手の小さな変化に気づいて声をかける
スタジオでは、気負わずに行われる、日常の一部です。
そんな“小さな関わり”の積み重ねが、少しずつ心の距離を近づけてくれます。
年齢も経験も、違うから面白い
「スタジオ」と聞くと、若い人が多いのでは…と思われがちかもしれません。
でも、アート・グルーヴには4歳から70代まで、実に幅広い世代の方が在籍しています。
年齢も背景も異なる人たちが、同じ空間で同じ振付に挑戦している…
そんな光景が、ここでは当たり前です。
レッスン中に大人の生徒さんが苦戦してると、10代の子は「ここ、足の順番はこうですよ」と教えたりする場面もよくあります。
そこには、上下関係でも遠慮でもない、“学び合い”“認め合う”というシンプルで健やかなつながりがあります。
共感が生まれるエピソードの力
私自身、思春期の生徒さんが小さな嘘をついた場面に立ち会ったことがあります。
とても些細なことだったのですが、見ている私の方が顔から火が出るほど恥ずかしくなってしまって…。
というのも、自分が同じ年ごろだったころの嘘が一気に思い出されてきたんです。
「あのときはバレてないと思ってたけど、大人から見れば一目瞭然だったんだな…」と、はじめて気づかされた瞬間でした。
この経験を通して感じたのは、年齢を重ねたからこそわかることがあり、それが次の世代への気づきにもなるということ。
スタジオには、そうした経験の分かち合いが自然とできる空気があります。
更年期を乗り越えるヒントも、ここにある
私自身も更年期の不調を感じ始めてから、同じような体験をした人の話を聞くと、気持ちがふっと楽になります。
「この感じ、やっぱりそういうことだったのか…」
「それ、私もあったわよ」
そんな共感の言葉に、安心と“ひとりじゃない感”をもらえるのです。
また、スタジオでは誰かが体調や心のことをさりげなく話すと、それに反応して「私もそうだったよ」と自然に会話が広がることも多くあります。
必要以上に踏み込まない、でも確かに支え合っている距離感が、なんとも心地よいのです。
自分の経験を「贈りもの」に変える
不思議なことに、私は子どものころの記憶がとても鮮明に残っていて、
子育て中のお母さんと話すとき、「あのとき、私はこう感じていたな」と思い出すことがよくあります。
その感情を言葉にして伝えると、「そうなんだ…聞けてよかった」と言ってもらえることも。
誰かの悩みに、誰かの記憶が優しく寄り添う…そんな瞬間が、スタジオのあちこちで生まれています。
無理なく、でも自然につながれる場所
アート・グルーヴは、ただレッスンを受けるだけの場所ではありません。
肩書きも年齢も関係なく、自分のままでいられる場所。
誰かと比べることもなく、無理に仲良くなろうとしなくていい。
でも、必要なときには誰かがそっとそばにいる。
それが、今の私たちにちょうどいい「つながり」の形なのかもしれません。
「今から」でいい。心が動いたときが、その時
友達を作るのに、年齢は関係ありません。
むしろ、これまでの経験があるからこそ、本音でつながれる相手に出会える時期でもあるのです。
「今さら…」と遠慮せずに、「今から」始めてみませんか。
その一歩が、これからの自分にとって、大きな変化をもたらしてくれるかもしれません。
7月17日(THU)のレッスンは
時間 | クラス | 担当インストラクター |
---|---|---|
10:30~12:00 | バー・フロア | 池田真紀 |
12:00~13:30 | バレエ | 池田真紀 |
13:30~15:00 | ジャズダンス | CHOCO |
15:00~16:30 | ディスコ・ソウル | GO |
17:30~19:00 | ロックダンス | GO |
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