「できない!」は悪いことじゃない
ダンスやバレエを習い始めたとき、多くの人が最初にぶつかるのは「思ったように体が動かない」「リズムについていけない」という壁です。
特に初心者の方や子どもの場合、「自分には向いていないのかも」と感じてしまうこともあるでしょう。
でも実は、この「できない!」と感じる瞬間こそが、成長の入口なのです。
脳がフル回転して、新しい方法を探そうと動き出すからです。
2つのタイプの学び方
ダンスの現場を見ていると、大きく分けて2つのタイプがいます。
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正規のやり方で学びたいタイプ
振付や基礎の動きを、先生の説明通りに正確にやりたい人。
順序立てて練習していくことで、着実に力をつけていきます。 -
工夫して解決するタイプ
正しいやり方がすぐにできなくても、「今できる方法は何かな?」と試行錯誤する人。
ジャンプが高くできないなら、手の表現を大きくしてみる…といった発想の転換で乗り越えていきます。
どちらも素晴らしい学び方で、どちらが優れているということはありません。
むしろ、自分のタイプを知りつつ、時には反対の方法にもチャレンジすることで、新しい発見や成長が生まれます。
「あるもので考える」発想力が育つ
例えば、子どものレッスンでよく見られるのは、ステップがうまく踏めないときに「スキップに置き換えてみる」「リズムだけを手拍子で合わせてみる」といった工夫です。
先生が教える方法をただ待つのではなく、自分で工夫するうちに「あ!できた!」という瞬間が訪れます。
この“あるもので考える”発想力は、ダンスの場面だけでなく、学校の勉強や日常生活でも役立ちます。
「答えがひとつでない」ということを体感できるからです。
ダンスは“失敗していい場所”
学校や社会では「失敗=悪いこと」と思い込みがちですが、ダンスやバレエのレッスンは違います。
むしろ、たくさん失敗して、そこから工夫することが大切です。
音を外してしまったら、次はどう合わせよう?
バランスを崩して転んでしまったら、どうすればキープできる?
その繰り返しが、ダンスを通して挑戦する力や resilience(しなやかな強さ)を育てていきます。
子どもにとってのメリット
子どもが「できない!」とぶつかったとき、大人が先回りして解決してしまうと、自分で考えるチャンスを失ってしまいます。
でも、ダンスのレッスンでは先生や仲間と一緒に「どうやったらできるかな?」と試すことができます。
これが、子どもの自主性や主体性を伸ばす大きな機会になります。
また、発表会やイベントなど“舞台”というゴールがあることで、「できなかったことができるようになった!」という実感がさらに強まり、
自信につながります。
大人にとってのメリット
大人がダンスを習う場合も同じです。
むしろ大人こそ、「できない」と向き合う機会が少なくなっているのではないでしょうか。
仕事や家事では、効率的に正解を選ぶことが求められるため、失敗して試す時間を持ちにくいのです。
だからこそ、ダンスやバレエで「できない!」と感じる瞬間は、自分を柔軟にする絶好のチャンスです。
新しい動きを体に取り入れる過程で、思考の柔らかさや挑戦する心が磨かれていきます。
体験レッスンで実感してみませんか?
「できない!」を楽しむ体験は、言葉だけでは伝わりきれません。
実際に体を動かし、先生や仲間と一緒にチャレンジすることでしか味わえないものです。
東京・駒込のダンススタジオ アート・グルーヴ では、子どもから大人まで幅広いクラスをご用意しています。
ヒップホップ・ジャズ・バレエなど、初心者も安心して参加できる体験レッスンを実施中です。
ぜひ一度、「できない!」を「できた!」に変える瞬間を体験してみてください。きっと自分の可能性を広げるきっかけになります。
📌 まとめ
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「できない!」は成長のサイン
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工夫することで発想力が育つ
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ダンスは失敗していい場所
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子どもも大人も、自分なりの方法を見つけられる
一歩踏み出せば、きっと“できる自分”に出会えます。
9月4日(THU)のレッスンは
時間 | クラス | 担当インストラクター |
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10:30~12:00 | バー・フロア | 池田真紀 |
12:00~13:30 | バレエ | 池田真紀 |
13:30~15:00 | ジャズダンス | CHOCO |
15:00~16:30 | ディスコ・ソウル | GO |
17:30~19:00 | ロックダンス | GO |
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